メイドカフェ日記 コレクション 

 
ズノ

2008年5月30日 23:39
 
メイドカフェin秋葉原 Pash Cafe NAGOMI その1
暗闇の中、ゆっくりとベッドに身を横たえる。

目を開き、天井を見つめる。


もう、真夜中だ。

 

枕元にそっと手を伸ばし、携帯ラジオがあることを確かめる。

 

イアホンを耳に入れて、ラジオの電源を入れると、ノイズの音が聴こえてきた。


大丈夫。少しチューニングがずれているだけだ。

慎重にダイヤルを回す。

 

ほら、いつもの声が聴こえてきた。

 

 

 

田村ゆかりのいたずら黒うさぎ☆」

「ゆかりの小さなイタズラ、ゆるしてネ」

 


すみません。どこまでもオタです。

 

さぁ、今回も俺を魅了して止まないメイドカフェのことを書きとめよう。


レポをする店は、Pash Cafe NAGOMIだ。

 


メイドカフェin秋葉原 Pash Cafe NAGOMI

ご帰宅日    2008/5/9
俺的オススメ度 ☆☆☆
食事の満足度  ☆☆☆
お店の雰囲気  いわずと知れた『妹系』、手作り感のある店内で、社会人にも人気の店。
知らないとムカッとするぐらいタメ口で話しかけてくるけど、そこがまた妹ぽい。『妹』大好きな方にオススメです。

 


この店は、厳密にはメイドカフェではない。

この店にいるのはメイドではなく、『妹』だ。


『血のつながった妹なんて、要るわけないじゃないか。』

の『妹』である。


NAGOMI(以下ナゴミとします。)はマスコミにも結構取り上げられていて、知名度の高い店だ。


俺はこの店に、あまりいいイメージを持っていなかった。


カラスヤサトシの萌道にナゴミが出てくるのだが、このマンガで、カラスヤさんは代金を取られていない。


その理由が、妹曰く

『おにいちゃんからお金なんてもらえないよ。』

なのだ。


ちょっと待て。

その理由でいくと、客の誰からもお金をもらえないぞ。

それとも何か?
パパコースとか、
オジサマコースとか、
秘密な香りのする料金設定があるのか?


妄想が膨らんだ俺は、この店に凸することに決めたのだ。

 

ナゴミの場所はイオシスのビルの2階だ。

まずイオシスに向かってJR秋葉原駅電気街口から歩こう。


駅前から中央通りに向かって歩く。

ゲーマーズの店先に秋葉原無料案内所が出ている時は、秋葉マップを迷わずGet。

この地図は、よくできている。


始めは、アキバ初心者みたいで、貰うのにためらいがあったが、今はオタLvが上がったので、躊躇なくもらう。


ナゴミの場所を再確認する。


JRの鉄橋下の横断歩道を渡り、ガード下を左手にみながら歩く。
すぐにケンタッキーが見えてくるはずだ。

この店のカーネルさんは、一時期メイド服を着ていて話題になった。


店長の英断だったそうだ。

スバラシイ。

お、もう終りだ。

その2へ。

 

 
ズノ

2008年5月31日 1:16
 
メイドカフェin秋葉原 Pash Cafe NAGOMI その2
田村ゆかりのいたずら黒うさぎは、文化放送では、土曜の24:00からデス!!


べ、別に宣伝なんてしてるわけじゃないんだからネ!

 

さて、カーネルおじさんは、ケンタ上層部から注意を受けて、メイド服を脱いでしまった。

ワカッテナイネ。

 

ちょっと脱線しすぎた。

ケンタのある十字路を右に曲がる。
神田明神通りに向かって歩くと、左手にアソビットキャラシティがある。

アソビットの先の1本目の角を左に曲がる。
行き過ぎると神田明神通りに出てしまう。


うまく曲がれたら、千石電商のちょい先に、イオシスがある。


イオシスは中古PCの店。
この店の手書きPOPは、霧雨魔理沙や南千秋などが描かれていて、見ているだけでも楽しい。


イオシスの横の小さなエントランスに入ると、すぐエレベータがある。

 

しかし、なんだこのビル。ここも「確信犯」じゃないか。

1F イオシス
2F NAGOMI
3F アキズム(キャンディトイ)
4F bar ジオン軍
5F bar 連邦軍
6F ほぐしの国(整体だかカイロプラティックの店)

そしてトドメは、
B1F 着せかえカフェ
CANDY FLUIT Strawberry


着せかえカフェって…。なんか風俗チックな名前だなぁ。

良い子が入ってはいけない店かもしれん。
素直にナゴミに行こう。

でも、その前にアキズムには行っとこう。
名前は知ってたんだが、場所がよくわからなかったんだ。この店。


エレベータを3階で降りると、小さな店にビッシリとキャンディトイが並んでいる。

ラジオ会館にも似たような店はあるけど、こっちのほうが、少し安いかな。


おっ。綾波だ。
これ持ってないなぁ。


おっ持ちかえりぃぃ!


綾波をgetして、いい気分で2階に降りる。

 

いよいよ本番だ。


いや、ただの客だからそんなにリキむこともないか。

 

店の前に注意書きがあって、店の中や妹たちを写真に撮ってはいけません、と書いてある。


おk。メイドカフェのデフォルトさ。

 

さぁ、中に入ろう。

カラァンとドアベルが鳴る。

 

『おかえりなさい、お兄ちゃん。』


妹が気づいてこちらに来た。


そうか、俺はお兄ちゃんか。

 

俺にはリアル妹はいない。もし20歳そこらでこの店に来ていたら、萌え死んでいたかも。

でも、もう いい年のオヤジだからなぁ。

次いこ。

 
ズノ

2008年5月31日 10:19
 
メイドカフェin秋葉原 Pash Cafe NAGOMI その3
『おかえりなさい、お兄ちゃん。』

と言われたところから。

 

妹が声をかけたのとほぼ同時に、店内の客たちが一斉に俺の方に顔を向けた。


ウワッ、なんだよ。俺はそんなに不審者か?

まるで西部劇で、流れ者のガンマンが、バーの扉を開けて入ってきたみたいじゃないか。

 

そうか、俺と早打ちを競おうっていうんだな?

いいだろう。オメエら全員パンツを脱げ!!


誰が本物の早打ちか見せてやる。


さぁ、用意はいいか!!

 

 

 


ちょ、ちょっとストップ。

暴走冷却タイムに入ります。しばしお待ちを…。

 


(-o-) フー。


(^O^) 失礼しました。


客たちのリアクションを分析すると、顔見知りばかりが集まって、マターリとした雰囲気だったと思われる。

俺はネクタイこそはずしていたが、スーツ姿だから余計に警戒したようだ。

 

身なりは違うが、中身は同じだ。安心してくれ。

 

妹は俺が1人客だということを確認すると、窓際のカウンター席に案内した。


この店のカウンターは、入口からいちばん離れた場所にある。

イスが窓側を向いているので、お店に背を向けて座ることになる。

 

カウンターと窓の間に、人ひとり分の通路があって、妹がお兄ちゃんからオーダーを取るときは、対面できるようになっている。

これは、孤独に浸りたい人にはいいロケーションだが、お店の様子が見たい俺にはちょっと不都合だ。

 

妹がお水とメニュ-を持ってやってきた。


『おかえりなさい、お兄ちゃん。メニュー持ってきたよ。今、イベント中だから、こっちもみてね。』


もうお分かりだと思うが、この店の妹達は敬語を使わない。


妹だから、なれなれしいのだ。

 

親近感が湧く。

しかぁし!!ここで血迷ってはいけない。

妹達の口調をよく聞くのだ。

なれなれしいのにどこか空虚に聞こえる。


何度も何度も口にしているうちに、感情抜きで言えるようになったらしい。


俺としては、「私ガンバってるヨ。お兄ちゃん。」みたいな、ひたむきさが欲しいが、それをやると、本気で勘違いする愚か者が出てきそうだ。


妹稼業もタイヘンなのね。


妹達のファッションに触れておこう。

襟元にフリルの付いた半袖の白いブラウスに、フレアーミニのスカートをはいている。

ブラウスの胸元には大きなリボン。


また字数制限だ。
いいところなのに。

次いきます。

 

 
ズノ

2008年5月31日 12:15
 
メイドカフェin秋葉原 Pash Cafe NAGOMI 業間休み
キ~ンコ~ン♪ カラ~ンコ~ン♪
いいところなんだが、鐘がなった。

休憩しよう。


ちょっと独り言を言いたいのだ。

このレポが2ページ以上になったのは、ぴなふぉあ2号店の回からだが、
なんでこんなにページを重ねることになるのか、よく分からなかった。


日記の書き込みページには、8000文字以内と書いてあるが、そんなに書いていない。


その理由が分かった。

いざ書き込みだすと、1023文字でアウトなのだ。


原稿用紙3枚もいかない。


これは、GREEのせいではなく、俺のケータイに原因があるのだろう。

 

W43Kよ。
お前も随分型遅れになってしまった。

もうそろそろ、この重責から解いてやりたいが、まだ駄目だ。


我が家の専制君主(謙虚な人は、このお方を妻と呼ぶ。)が、まだ自分の機種に飽きていないのだ。

俺だけ新機種などという贅沢は許されない。

もう少し頑張ってくれ。

わが友よ。

 

ナゴミのレポに戻ります。

 
ズノ

2008年5月31日 13:40
 
メイドカフェin秋葉原 Pash Cafe NAGOMI その4
妹のファッションの話を続けよう。

半袖ブラウスのリボンの色が、妹によって違っていて、スカートもそれに合わせた色になっている。
エンジとか、紺、深緑などの色だ。


頭にはカチューシャを着けていて、これも妹によって違うのだ。

紺のスカートの子が、青いネコミミバンドを着けていたのを覚えている。


お仕着せというより、妹たちが上手にアレンジを加えているようだ。


俺も自分のスタイルにアレンジを加えたいなぁ。

グレーのスーツに合わせて、灰色のヒョウ柄ネコミミカチューシャを着けて、カバンもフェイクファーのヒョウ柄にしちゃおう。

ヒョウ柄のネクタイなんてどうだろう。

 

 

 

 


なにもんだよ…。

 

 

 

即刻人事に呼び出されて、説教だね。


リーマンはつらいよ。


愚痴はこのくらいにして、メニューを見よう。


ふむ、飲み物は500円からか。
アルコールは高めだが、コーヒーや紅茶は500円だ。

紅茶はダージリン、アッサム、ウバなど茶葉で選べる。

なかなかやるじゃん。

おや、チャイラテなんてメニューがある。いいね。
これにしよう。

ついでに妹が勧めてたイベント用のメニューも見てみよう。

 

やっぱり高めだな…。
ん!?

変なのがあるぞ。

 

 

 

『にゃん子定食』

400円

 

 

にゃん子定食とは、tiaraの萌弁に勝るとも劣らないネーミングだ。


説明書きがあって、五目おにぎりと味噌汁のセットだそうだ。


おにぎりは妹が握ってくれると書いてある。

ほんとかぁ?


おにぎりって、熱いから握るの大変だぞ。


どんなおにぎりを握るのか、見てみようじゃないか。


よし、この2つに決定。


妹を呼ぼうとして、はたと困った。

『すみません。』て声かけるの何か変じゃない?

向こうはタメ口なのにさ。


何て呼んだらいいんだろう。

リアル兄貴だったら、妹のことを、下の名前で呼ぶのだろうか?


おい!とか、呼びつけにする?


でも、いきなりそれやったら、デンジャラスだよ。


店内が水を打ったように静まりかえり、一斉に白い目で見られそうだ。


マゴマゴしていると、妹が一人こっちを向いた。

すかさず手を挙げる。

よかった。気付いてくれた。
こっちに来る。


『決まった?』


妹は、どこまでもなれなれしい。

どうも調子が狂うなぁ。

その5へ

コメント
2
いいね!
 
あち

そうなんですよね。 妹って呼びかけるのになんて言っていいか困りものですね(´д`)≡З 名前呼び捨ても妹ぽくないし… なんか妹を指すいい二人称はないですかねぇ(困 ちなみにぼくにも当然のように血の繋がった妹はいませんが。
2008年5月31日 15:15
 
 
ズノ

うん。血の繋がってない妹ならいるよね! 嫁もいっぱいいるよね。 日本は一夫多妻のいい国だぜ。 オタ以外はドン引きですね、このコメント。
2008年5月31日 15:40
 

(追記:このコメは、当時のおたくの雰囲気をよくあらわしているので残しました。2019.12.8)
 

 
ズノ

2008年5月31日 19:23
 
メイドカフェin秋葉原 Pash Cafe NAGOMI その5
初めてPCからGREEにアクセスした。あちさんのアドバイスのおかげだ。
ありがとう。

今さらな人には申し訳ないが、けっこう感動したヨ。


俺の日記がPCで見れるなんて・・・。
アバター代りの長門の写真もケータイよりずっと大きい。

この長門は、去年のワンフェスで見かけたもの。
不思議な雰囲気で、家につれて帰りたかったが、お値段を見て断念した。

もう会えないだろうなぁ。


俺は自分の名前の一部を取ってズノと名乗ってるんだが、写真下の名前は、スシ0103にみえるぞ。

 

へい、イラッシャイ!!
いいネタ入ってますよ。

 

ちがうって…。

 

レポを続けます。
チャイラテと、にゃん子定食を注文したところから。

注文を受けた妹はこう言って去っていった。

『ちょっとまっててね。』

うん、待ってるよ。

お兄ちゃん我がままは言わないんだ。
ちょっとくたびれたお兄ちゃんだけど、許してネ。


注文を待つ間、お店の様子をチェック。

お店の床は緑色で、これが基調色になっている。

天井はベージュ色。
壁は腰板が緑であとはベージュ色。

壁にはポスターが貼られていたり、ペイティングがしてあったり、なかなかにぎやかだ。

天井の梁が出ているところだけ、赤く塗られている。
補色を狙ったようだ。


全体的に手作り感が漂うホンワカとした感じ。

この雰囲気、どっかで見たことあるんだよなぁ…。

 

 

 

 

わかった。保育園だ。


保育士たちが壁に貼る手作りの工作や、子供たちの道具を納めた棚のちょっと雑然とした感じ。
あれに良く似ている。


とすると、あの妹たちは園児か?
いや違う。彼女たちが保育士だな。

園児は…。まぁ、お察しください。

 

 

テーブル席にいる常連らしい園児…じゃなかった、客の一団がオタトークで盛り上がっている。
俺が入店したときガン見してきた連中だ。

これがまた見事にピザぞろい。
そろってチェックのシャツにGパンだ。
普段何してるんだろう。


彼らの話題はキンニクマンだ。キンケシの話でレアモノ談義をしている。
店は違っても、オタクの会話なんてどこでも同じさ。

さて、アキズムでgetした綾波を見たり、マンガ(ミカルンX 面白いよ。)を読んだりしていたら、チャイラテが運ばれてきた。
この日は暑かったから、アイスでお願いしていた。

うん、おいしい。シナモンの香りがする。いい香り。


チャイを味わっていたら、おっ、来たぞ来たぞ。にゃん子定食だ。
おにぎりと味噌汁。

おにぎりはもう形ができていて、ラップに包まれている。

それにしても大きなおにぎりだな。
コンビニのおにぎりの1.5倍はあるぞ。


妹が言った。

『今からおにぎりを握るね。』

妹はサランラップの上から、ほぼ出来上がっているおにぎりを握り始めた。

ああ、なるほど、握るってこういう意味か。
これなら、妹にもできるね。


このでかいおにぎりを、本当に握っている人はどんな人だろう。

角刈りで、マッチョで、築地の板場で修行をしていたサブさんかもしれない。

板長との道ならぬ恋に落ちたサブさんは、他の板前達の嫉妬を買って、逃げるようにアキバのメイドカフェへ転がり込んだのだ。

その大きな手が作り出すおにぎりは絶品で、ゴッドハンドと呼ばれて…。

 

 


なにを言ってるんだ俺は。

軌道修正。

 

妹が、握ったおにぎりを渡してくれた。

それじゃ、遠慮なくいただきます。


お、なかなか美味しいじゃん。この五目おにぎり。
いける。いける。妹が良く握ってくれたから、型崩れもしないぞ。


味噌汁はどうかな。

…。あちゃー。

これは、ただのインスタント味噌汁だろう。

まぁ、いいではないか。アイデア賞だよ、にゃん子定食。

満足、満足。

 

おや、客が入ってきた。

『お帰りなさい、お兄ちゃん。』

妹が出迎えている。

スーツ姿の男2人組みだ。

2人は俺の左隣に案内されてきた。


こいつら、オタクじゃないな。なんか違う。
この感覚、オタクの人なら分かるよね。

隣に座った男がタバコを吸い始めた。
たぶん、この店は土休日だけ禁煙になるんだろう。

メニューを見ながら、先輩らしい男が言った。

 

『チェキってなに?』

 

なぁにぃぃ!!チェキも知らないでメイドカフェに来たのか?

 

帰れ!!


出直して来い!!


(`Д´#)ハァハァ

 

すまん。ちょっと取り乱した。


リーマン2人組にイラついていると、またスーツ姿の男2人が案内されて、おれの右隣に座った。

どうもカウンター席はリーマン向けらしい。
先にも書いたが、この席は店に背を向けるような位置にあるので、あまり妹達を見ることができない。

どうやら、リーマンは嫌われてるな。


新しい2人組もオタっぽくない。
一般人に挟まれて、居心地悪いなぁ。テーブル席にいきたいなぁ。

でもカウンターバーには「おやくそく」と書かれたシールが貼ってあって、その中に『席を移動してはいけません』とある。

園児はお約束を守らなくちゃね。

 

リーマンどもは、注文が済むと、仕事の話を始めだした。

ヤメロ、ヤメロ!!
そんな話スタバでやってろ!!
ここをどこだと思ってるんだ。まったく。

 

どうも怒りが収まらん。

 

まずい、用事があるのを忘れてた、専制君主がお怒りだ。

続く。

 
ズノ

2008年6月1日 23:30
 
メイドカフェin秋葉原 Pash Cafe NAGOMI その6
いや、まいったよ。ε-(´・`) フー

今日が法事の日で、実家に帰らなくてはいけないのを忘れて、PCにかじりついていた。
そりゃ、妻も怒ります。

さて、やっとレポが続けられる。
もうその6まで来てしまった。これでfinにしよう。

仕事の話を始めたリーマンに憤慨したところから。


俺は、彼らのことはできるだけ気にしないように、マンガを読むのに没頭した。


しばらくすると、妹がリーマンたちの注文したものを運んできた。

やっぱり、気になって見てしまう俺。


右隣のリーマン組はコーヒー、左隣のリーマン組はカクテルを頼んだようだ。

カクテルは、妹がお兄ちゃんの目の前で作ってくれる。

妹がシェーカーを振って、あらかじめ青い色の飲み物が入ったグラスに中身を注ぐと、青色がスーッと緑に変わった。

ほほう、おもしろいなぁ。

 

一方、コーヒー組の二人はちょっと物足りなそう。
メイドカフェデビューぽい男が

『こんなもんなの?』

と相方に聞いている。


派手な時計をした彼は、よしとばかりに立ち上がると、妹に何かを頼みに行った。

俺は興味がわいて、成り行きを見守る。


男が戻ってきてからしばらくすると、妹が手に何か持ってやってきた。

何だと思ったら、『黒髭危機一髪』だ。

いや、樽に乗っかっているのが、黒髭じゃない。
スティッチだ。

あの、ディズニーのキャラクター。2頭身の青い宇宙人。

だから、正確には『スティッチ危機一髪』だ。


彼は妹とからみたくって、ゲーム代を払ったらしい。

いくらだかよく分からないが、ガラガラくじ(そんなのもあるのよ。)が、1回500円だから同じくらいだろう。

相手をしてくれるのは、青いネコ耳カチューシャと青い尻尾をつけた、ショートカットの妹だ。


リーマンお兄ちゃん2人が先行で、樽に剣をさしていく。

男達がおっかなびっくり刺しているのに、妹は迷いも無くサクッと刺す。
早いんだ、コレが。

4ターンぐらいでスティッチが飛びだした。
もちろん、リーマンの負け。

それから6ラウンド闘ったが、全てリーマンの負け。

異常に強いぞ妹。
『やったぁ。』と喜んでいる。


完敗したリーマンお兄ちゃんだが、妹と遊べて楽しかったのか満足げである。

お兄ちゃんが勝つと何かもらえるのかなぁ。そこが知りたかった。
今度、挑戦してみようか。

いや、妹のあの手つきを見ると、俺も完敗しそうだ。
妹ギャンブラーは伊達じゃない。


さてと、そろそろ帰るかな。
結構、長居をした。

実は時間制限を妹に確認していたのだが、平日は制限無し、土休日が90分だそうだ。

最初はいいイメージの店ではなかったけど、なんだかんだで楽しめた。


テーブル席の常連オタク達は、まだとぐろを巻いている。
いやはや、恐れ入りました。


チャイラテとにゃん子定食で900円。
ま、妥当かな。


見送りの言葉は、もちろん、
『いってらっしゃい、お兄ちゃん。』


店を出て、看板を写メしようと思ったんだが、写真を撮るなと書いてあるから、一応遠慮した。

そのかわり、踊り場にあった手書きのPOPを写す。

雰囲気が伝わればおkです。


1階に下りると、カップルがbar連邦軍にいくか、ジオン軍にいくか悩んでいた。
どっちもぶっ飛んだネーミングの店だよ。
いつか行ってみよう。

でも、俺だったら、迷わずジオン軍
サングラスをかけて、カウンター席でウィスキーを飲みながら、

『ぼうやだからさ…。』

とつぶやいてみたい。


よし、家に帰ろう。
(o^∇^o)ノ

 

f:id:zuno0103:20191208075218j:image

 

 

 

 

メイドカフェ日記 コレクション

 
ズノ

2008年5月23日 22:39
 
メイドカフェin秋葉原 Mai:lish その1
メイドカフェin秋葉原 Mai:lish

ご帰宅日    2008/04/28
俺的オススメ度 ☆☆☆
食事の満足度  ☆☆☆☆
お店の雰囲気  優雅な雰囲気の漂うお店。オタクじゃない人でもなじめると思います。
私は、カッコイイ『執事』の演出で、楽しいひと時が過ごせました。

 


プハー。ビールうまっ!

あ、ビールダメな人、すみません。
飲みたくても、まだ飲めない人、もっとすみません。m(_ _)m

もうチョットで飲める人は、…ガンガレ!!


さてと、相も変わらずメイドカフェのレポです。

今回の店はMai:lishメイリッシュ)。
有名店です。

まずは場所から。

メイリッシュの場所は妻恋坂交差点のそば。
JR秋葉原駅よりも、地下鉄銀座線の末広町駅のほうが近い。

まぁ、末広町駅だって、中央通りをプラプラ歩いていれば、すぐ着いちゃうけど。

末広町駅から昌平橋通りに向かって歩くと、右手にジョナサンがある交差点に出る。

ここが妻恋坂交差点。石田衣良アキハバラ@deepで、主人公のページたちが、このジョナサンで何度か食事をとっている。

アキハバラ@deepは映画よりテレビのほうが面白かったと思うな。小阪由佳カワイイし。
原作無視だけど。

って、もう脱線してるよ。
今回も先が思いやられるぜ。


妻恋坂交差点に出たら、昌平橋通りを秋葉原方面に向けて少し歩くとメイリッシュがある。

メイリッシュはビルの2階にある。1階から直通階段が伸びているから、場所に迷う事はない。

しかし、この直通階段、初めてだと登るのにちょっと勇気がいる。

俺は、以前ビルの前まで来てこの階段に踏み出せず、スゴスゴと帰ったことがある。

チキンまるだしで…。

今回はリベンジだ。

絶対登ってやる。

 

店の近くまで来ると、歩道にオタク男が3人たむろしている。

行ってきたのか、これから行くのか分からんが、邪魔、邪魔!!

俺のリベンジがかかってるんだ。

一緒に入店して、「4人様ですかぁ」とか言われて、3人組から迷惑そうに見られたらたまらない。


勢いをつけて直通階段に突入。


そして、あっけなく入店。

 

すでに達成感に浸っている俺。

本番はこれからだよ。


『おかえりなさいませ。ご主人様。』

早速メイドが出迎えてくれた。


いや、ちょっと待て。

彼女はメイドじゃないぞ?メイド服を着ていないジャマイカ


もちろん私服でもない。
なんというか…、中世の男性貴族みたいなスタイルだ。

濃い緑色のジャケットを着ているのだが、フロックコートのように裾が延びている。
そして、細身のパンツをはいているのだ。

あぁ、もう字数が足りなくなってきたよ。

その2へ行こう。

 


 

 
ズノ

2008年5月24日 2:32
 
メイドカフェin秋葉原 Mai:lish その2
さて、レポを続ける前にひとつお詫びと訂正をしなければならない。

以前のレポで、俺はメイド系の店は夏目さん1枚必要だ、と書いた。

違う!夏目さんじゃない!

 

野口さんだっ!!!
(泉こなたの指さしポーズ希望)

 

野口英世氏にお詫びし、野口さん1枚に訂正いたします。


よし、レポ再開。
貴族風メイドに出迎えられたところからだ。


この貴族風メイド、女性にしては低い声で少しゆっくりと喋る。

なんかオスカル様を思い出した。この人は黒髪だけど。


黒髪のオスカル様は、かなりキャラを作り込んでいてとてもかっこいい。
まるで隙がない。

身のこなしも、しなやかな男性のようだ。

デフォルトです。と言われても納得しそう。


オスカル様に禁煙か喫煙かを聞かれ、禁煙と答えると、窓際の2人席に案内された。

禁煙と喫煙スペースをきちんと分けているのか、よく分からないが、店は結構広い。
奥行きがある。

ただ、隣の席との間隔がちょっと狭いかな。
人気店だから、仕方ないか。


オスカル様がメニューを渡してくれた。

ここで説明が入る。

「本日は、ランチをお休みして、通常メニューとゴールデンウィークの特別メニューをご用意しております。」

え?
ゴールデンウィーク?


そうか、今日は平日だが、世間的にはGW中なのか…。

せっかく昼に来たのに、ランチが食べられないとは残念。

GW用のメニューを見たが、高い。


しかたがない、通常メニューから選ぼう。

無難にカレーで攻めようか。


ふむ、トマトのビーフカレーというのがある。1050円とチョイと高いが、どんなのか頼んでみよう。

オスカル様にトマトのビーフカレーを注文する。
コーヒーも頼みたいが、すでにover1kだ。水で我慢しよう。


オスカル様は丁寧に一礼をして去って行った。


ステキ…

 

なぜか、乙女チックな俺。


店を見渡すと、他のメイドがいたが、彼女はピンクのメイド服に白のフリルエプロンを身に付けている。

オスカル様は別格らしい。


奥の席には一目でそれとわかる、観光系オタク君たち座っている。

この店を選らんだのはグッチョイスだが、店の中ではそのダサいキャップ帽を取りたまえ!
オタまるだしだぞ!


あんまりキョロキョロしてると、俺も田舎者全開だ。

「慣れっこだぜ。」みたいな顔をしておこう。

ん、2ページ目も終りだ。次に行こう。

 

 
ズノ

2008年5月24日 16:12
 
メイドカフェin秋葉原 Mai:lish その3
さて、カレーの注文を終えたところからだ。

俺はカバンからマンガを取り出した。
読んでいるのは、ゆうきまさみの鉄腕バーディ。

このときは確か5巻を読んでいた。

バーディの捜査に仲間が加わり、アメリカの特殊部隊も絡んでくる。

こんなに、話を広げて大丈夫?
ゆうきまさみ先生。

週刊少年誌連載とは思えないようなクオリティだし、きっと考えがあるのだろう。wktkwktk


マンガを読んでいたら、オスカル様がサラダを持ってきた。カレーの付け合わせらしい。

特に変わったところはない普通のサラダだが、メイドカフェでこんな生野菜を出してくるとは驚き。
厨房がしっかりしているのだろう。


サラダを食べて、再びマンガに没頭。

バーディの仲間が特殊部隊の兵士を惨殺している。
主人公、千川つとむの友人は獣化人間になりそうだ。
この先どうなるんだ?
帰りに6巻を買って行こう。


おっと、オスカル様がカレーを持って来た。
同じ人が給仕に来てくれるのも 好印象。

カレーとライスは分かれていて、カレーはアラジンのランプみたいなカレー皿に載っている。

ライスには、小さく切ったタマネギを揚げたフレークがかかっている。
ロイヤルホストのカレーで見たことあるな。


トマトのカレーていうくらいだから、ホールトマトをたっぷり使った、赤いカレーかと思っていたら、そうでもない。

まぁ、食べてみよう。


アラジンのランプからカレーをとって、ライスにかける。

いただきまぁす。

カレーを口の中へ…。


うん、味は悪くない。でも、トマトの味が分からんなぁ。
もっと酸味があっても良さそうだ。


普通のカレーとの違いがいまいち掴めない。

カレーとしての出来はgood。美味しい。

あ、辛みを感じてきた。食が進むな。

 

『カレーは飲み物』
ていう名言があって、カレーショップでは飲むように食べることもあるけど、この店では似合わない。
あくまで優雅にいこう。


『飲みカレー』で俺が好きなのは、新宿駅京王線改札のそばにある、C&Cカレーだ。

立ち食いスタイルの店で、先に食券を買うんだが、食券の金を払っている間に、もう注文したカレーが運ばれている。
ファストフードの極北だね。

暫く行ってないなぁ。
まだ、あのスタイルでやってんのかな。

いかん。また脱線した。
ページも終りそう。
4にいこう。

 

 
ズノ

2008年5月25日 1:06
 
メイドカフェin秋葉原 Mai:lish その4
(-.-)zzZ


(◎o◎) ハッ!

 

(・_・;)
すまん。寝てしまっていた。


レポを続けよう。
トマトのビーフカレーを食べていたところからだ。


俺がカレーを食べていると、左隣の席に客が案内されてきた。

カップルだ。


男性は黒のジャケットを着て、ワックスで髪をツンツンに尖らせている。

女性は、薄いピンク色のワンピースを着ているが、これが腰の高い位置からフレアーになっているメルヘンお嬢様風ワンピだ。


秋葉原デートで、お洒落をしてきたのだろうか。

2人は楽しげにメニューを見ている。


しかし、秋葉原がデートコースになるとはなぁ。

今更ながら、アキバの変化を実感。

 

以前のアキバは、買物帰りに落ち着く店なんてほとんど無かった。

冴えない男たちばかり、道を歩いていた。

そして、みんな殺伐と買物をして、足早に立ち去って行った。

客用トイレを備えていない店が多く、買物前に秋葉原駅のトイレで済ませておくのが常識だった。

アキハバラデパートでカツ丼を掻き込んでいた俺が、メイドカフェで食事をするなんて、自分でも想像できなかった。


変われば変わるもんだ。

 

DQN系オタや、リアルDQNが増えて嘆いている人も多いが、オタク文化を代表する街になってしまったから、まぁ、仕方がない。

アキバはオワタと言う人もいるけど、以外としぶとく残るんじゃない?


オタクは仲間内でバッシングしあいながらも、新しい血を拒まないところがある。

この精神が生きているうちはアキバも大丈夫。

俺はそう信じている。


またレポからずれちゃった。


カレーを食べきってしまおう。

なかなか辛いので、水がすすむ。

グラスが空くと、ほどなくしてメイドが注ぎに来てくれた。

よく見てるね、感心。


そして、カレー完食。

ごちそうさま。


ここでコーヒーがあれば、のんびりできるんだが、今日はランチじゃない。

このマンガを読みきったら、店を出よう。


マンガをカバンにしまって、伝票を持ち、店の入り口にあるレジカウンターへ。
執事長オスカル様が、控えている。

伝票を出すと、あの低い独特な話しかたで聞かれた。

『カレーは、お口に合いましたでしょうか?』

さて、なんと答えよう。
トマトの味がしなかったと言うこともできるが、ちょっとヤボじゃないか。

ここは、粋に答えよう。

その5へ

 


ズノ

2008年5月25日 23:41
 
メイドカフェin秋葉原 メイリッシュ その5
あちゃちゃ…。

一日中飲んだくれてたら、日記を書くのを忘れてたよ。

休日が終わっちゃう。
急いで書き上げよう。

執事長(ネーミングをくれた、あちさんサンクス。)オスカル様にカレーの味を聞かれたところから。


ここでつまらないことを言って、しらけた雰囲気になるのは無粋だな。

そう思った俺は、ニコッと笑って、
「美味しかった。」
と答えた。

執事長も歯を見せずにニコッとして、
「ありがとうございます。」
と返してきた。

なんか心地いい。

この人と話してると、自分が演劇の舞台に立っているような気分になる。


不思議な感じ。


オスカル様がスタンプカードを作ってくれた。

1000円以上でワンスタンプ。20ポイントで、何かプレゼントがもらえるらしい。

1000円ていうのは、ちょっと高いなぁ。500円くらいなら、貯めてみようと思うんだか…。

まぁ、プレゼントの中身にもよるかな。


ポイントカードをカバンにしまい、
「行ってらっしゃいませ、ご主人様。」
の声に送られて、店を出た。


メイリッシュ、なかなかいい店だね。

 

中央通りに戻り、JR秋葉原駅に向かって歩く。

途中アニメイトで、鉄腕バーディー6~8巻を購入。

帰りの電車で読もう。


あれ?
いま女装男とすれちがったぞ。


うわ
またいた。
今度は男連れだ。

女装ていうより、汚装だぞ。大丈夫か。

そうか、GWに入ってカオスな人達があふれだしてきたのか。


祝日になれば、中央通りはもっと凄いことになるだろう。


オールドオタは、家でおとなしくしていよう。


JR秋葉原駅前にも、性別不詳な方が立っていて、結局3人も見てしまった。


秋葉原はフトコロの深い街だ。女装くらい受け止めてくれるだろう。

でも、新宿2丁目じゃないんだけどなぁ。


ちょっと複雑な気分で、俺はホームへと向かって行った。

〜Fin〜 
  

メイドカフェ日記 コレクション

 
ズノ

2008年5月16日 21:07
 
メイドカフェin秋葉原 tiara その1
メイドカフェin秋葉原 tiara

ご帰宅日    2008/04中旬
俺的オススメ度 ☆☆☆☆
食事の満足度  ☆☆☆☆
お店の雰囲気  店番をしていたメイドが明るくて、楽しげな店内でした。
メイドと常連さんのオタク話を聞きながら、メイドカフェはアキバの文化として根づいたんだなぁ…。
と思いました。いいお客が来ることは、良店の証です!

 


やっと週末キタ…。


仕事で地雷を踏んでしまった。

単純な統計の数値の裏に、二つの部署の思惑が隠れていたのだ。

何も知らずに、俺は再集計して数値を訂正してしまった。


直属の上司と、相手の上司にたっぷりと絞られた。

ヤッテラレナイヨ。(`ε´)


気をとり直してレポを書こう。

前回、後回しにしたtiara(ティアラ)に行ったときの話だ。

俺がメイドカフェのことを日記に書きとめようと思いついたのは、この店での経験が印象深かったからだ。


店に行ってから、少し時間がたっているので、あやふやなところもあるが、ティアラで食べたランチの事はよく覚えている。


ティアラは、じゃんがらラーメンの向かいのビルの3階にある。

俺は勝手にこのビルを「確信犯ビル」と呼んでいる。(オーナーさん、ごめんなさい。)


この建物は、1階にはインド料理屋が入っているが、2~4階はみんなメイドカフェが入っている。

2階はロイヤルミルク
3階はティアラ
4階はメイドステーションカフェ

となっている。
4階のメイステは、第1回のレポでとりあげたちょっとエレガントな店。

 

この確信犯ビル、両隣のビルから、ちょっと引っ込んだようになっていて、外階段まで何歩か歩かなければならい。

その何歩かが緊張するのだ。

このビルの階段に向かって歩く奴は、どう転んだってメイドカフェに行く確信犯だ。

じゃんがらで行列を作っている連中の視線が痛い。

知ってる奴は、

『フッ 行くのか。』

と思っているだろう。
さらにこのビルにはエレベータがない。階段を上がるしかないのだが、途中で他の奴とすれ違うと、ビミョーな空気が流れる。

『行くんだろ?』

『行って来たんだな?』みたいな・・・。


あぁ、早くこんなチキンから脱して、オタクの悟りの境地に達したい。


さて、メイステはいい店だった。もちろんティアラもいい店だ。
しかしロイヤルミルクに入る気になれない。

なぜか。

この店は入店料を取るのだ。
「ご帰宅代」というらしい。

なんだよそれ。(-_-#)
そんなお代聞いたことないよ。

おかえりなさいと迎えられるだけでお金をとるなんてねぇ・・・。

そろそろケータイの字数がオーバーになりそうだ。

その2へ続く。

 

 
ズノ

2008年5月17日 1:00
 
メイドカフェin秋葉原 tiara その2
ご帰宅代に憤慨したところから続く。

ご帰宅代がいくらなのか触れてなかった。
(重要だよね。)

300円だ。
ん? 300円…。

俺は300円という金額に敏感だ。

こんなことを書いていると、ロイヤルミルク命な人から叩かれるかもしれん。ヤバイ。

ま、まぁ、ご帰宅代に見合ったサービスがあるのかもしれないし、行ってみなければ分からないヨネ!!


さぁ、いいかげん3階に上がろう。


ティアラのドアを開けて中に入る。

ここでとても残念だがメイドの第一声を覚えていない。

メイド達は客を見て声をかけるところがあるから、常連ではない俺には「いらっしゃいませ」と言ったかもしれない。

次にこう訊かれた。
「ご主人様、おタバコは吸いますか?」

メイドが、「ご主人様」と言うとき、わずかに口ごもった。

知らない客に呼び掛けるのを、ためらったのだろうか。

 

モエエエエエ---------!!!

 

痛々しいね、すまない。


俺は、タバコは吸わない。そう伝えると、メイドは俺を窓際席に案内した。

店内は小さく、4人用の窓際席が6つ(くらい)と、カウンター席があるだけだ。

タバコの質問は、灰皿がいるかどうかの確認だろう。


店の雰囲気はカントリー調といえばいいのだろうか。
でも、コテコテのアメリカンカントリーではなく、落ち着いた雰囲気である。


俺以外の客は、窓際席にオタクっぽくない2人組の男と、カウンター席にオタク男が1人。

カウンター席にいるのは、常連のキモオタと相場が決まっているのだが、彼は結構イイ男だ。

だが、メイドと親しげに話しているので、常連と分かる。

変わっているのは、お店にメイドが1人しかいない点だ。

客が少ないとはいえ1人で大丈夫かネ。


メイドがメニューを持ってやってきた。

なにやらオススメを言っているが、俺にはさっぱりわからない。


まぁいいや。昼時に時間を作って来たのは、ランチが食べたいからだ。

ランチメニューはどんなかな?
パスタとかカレーとか、わりと普通だ。

いや、待て!!

これはなんだ?

 

「萌弁」

 

モエベン…。

 


なんだろう。ちょっと想像できない。

メイドカフェのことだからorzなものかも知れないが、頼んでみる価値はありそうだ。

よし、凸しよう。


今回も長いレポになりそうだ。
ゆっくりしていってね!!

次へ続く。

 
ズノ

2008年5月17日 15:40
 
メイドカフェin秋葉原 tiara その3
よし、レポを続けよう。

萌弁を注文したところからだ。

注文を受けたメイドがさがると、俺はカバンからゲームボーイアドバンスSPを取り出した。

ドラクエ3のカセットが差してある。

DQ3は、もう20年位前に、ファミコンでクリアーできた数少ないゲームだ。

久しぶりに、不死鳥ラーミアが空を飛ぶときの、あの美しい音楽が聴きたくて、GBAspとカセットを買ったのだ。

しかし、6つのオーブが揃わなくて、飽きてしまった俺は、しばらくGBAspを放置プレイしていた。


『どうだ?俺の指先が恋しいだろ。』

『オーブの場所を教えてくれたら、いいことしてあげる。』

GBAはじっと耐えている。


そんなとき、俺はグリーで知ったニコ動コミュのオフ会に参加した。

そこで、素晴らしいオタク魂を持った人達と知り合ったのだ。

2次回でお酒を飲みながらオタトークをしていたとき、DQシリーズの話になった。


皆が一斉に熱くドラクエへの想いを語り出す。
ほとんどの人が全シリーズをクリアーしているようだ。


そうか、放置プレイをしている場合じゃない。
分からなかったらググればいい。


心を入れ換えた俺は、ドラクエ関係のサイトを探して、ゲームを再開したのだ。

ティアラに行った時は、ゾーマの城の目の前まで来ていて、時間があるとすぐにドラクエを始めるという状態だった。

GBAspにはイアホンジャックが無いので、音を出すことができないが、大丈夫。ちゃんと脳内で再生している。

ゾーマの城に突入するパーティメンバーは、
勇者マンキチ(俺)
戦士ソードル♂
賢者イノリス♂
そして、武闘家上がりの魔法使いニイハオ♀

の俺的ベストメンバーだ。

ぽよぽよという名のセクシーな遊び人も育てていたのだが、残念ながらゾーマの城には連れてこなかった。

テンタクルスを音痴な歌で追い払った時の活躍は素晴らしかったが、連発はしてくれないのだ。

いかん、ゲームの話ばかりで、ティアラのレポになっていないジャマイカ


俺の萌弁よりも先に、2人組の男性たちのメニューが運ばれてきた。

ツインテールの髪型をした、店番とは別のメイドが持って来たのだ。

なぁんだ。1人じゃなかった。ちょっと安心。

しかし、あのメイド、どっから現れた?
気配を感じなかったが。

うーん。分からん。
次にいこう。 

 
ズノ

2008年5月18日 2:00
 
メイドカフェin秋葉原 tiara その4
よし、レポ再開。
頑張ろう。

確か、萌弁注文後にドラクエ3を始めたところまで進んだ。


ドラクエに夢中なっていると、再びツインテールのメイドが現れて、店番のメイドに何かを渡した。

俺の注文したものだろうか。

やっぱりそうだ。こっちに来る。


メイドが手に持っているものをよく見ると、巾着袋だ。
それもかなり使い込まれている。

なんだ。なんだ?

俺が注目する中で、メイドが巾着袋から取り出した物は、なんと弁当箱だ。

それも、手のひらより少し大きいぐらいの可愛らしい弁当箱。

形は楕円形で2段重ねになっている。


うはは。こんな弁当、まだ結婚したばかりの頃に、妻が作ってくれた弁当以来だ。

メイドが弁当箱にかけてあるゴムを外して、上箱と下箱を分けると、下箱にはご飯が詰まっている。

上箱にはおかず。
内容は後で詳述ネ。

弁当にはフリカケがついていて、メイドが言うには

『今日のフリカケはワサビ味です。』

だそうだ。

ワサビ味と言っても、激辛ではなく、オトナのフリカケのワサビ味。
普通に美味しく食べられそうだ。


しかもこのフリカケ。メイドが振りかけてくれるという。

イイネ、イイネ。
やっちゃってくださーい。


メイドがご飯にフリカケをかける。ずいぶん慎重だな、と思ったら、なんと絵を描き出した。


うは!!ハートマークだよ!

 

ううっ。萌え死んでしまいそうだ!


あんまり楽しくて、俺は笑いだしてしまった。

 

最高!
excellent!
très bien!!


いやはや、ハートマークぐらいでのぼせ上がるとはキモオタ確定かしら・・・。

ハートフリカケが出来上がると、メイドは巾着袋を持って下がっていった。

あ・・、巾着袋はテーブルにあった方が、お弁当気分が盛り上がるけどなぁ。


まぁ、いっか。
十分楽しめたし。


割り箸を割って、いただきま~す。

ん、そうだ。今度来る機会があったら、箸箱とマイ箸を持ってこよう。
お弁当気分2割増くらいの効果がありそうだ。

wktkはこのくらいにして、さあ食べるぞ。


上段のおかずに箸をつける。

おかずの詳述に移ろう。

まず、お弁当の定番の唐揚げ。それからタコ焼き。
タコ焼きって弁当に入れるもの?と思ったが、食べてみると以外とおkだ。

あ。なんだか字数がヤバそうだ。

次行こ。次行こ。
Let's go!

 
ズノ

2008年5月18日 13:39
 
メイドカフェin秋葉原 tiara その5
なんだかこのレポが途中だと、何をしていても気もそぞろになってしまう。


よし、弁当の中身の続きだ。

唐揚げ、タコ焼きのつぎはフライドポテト。

でも、マクドのポテトのようなスティック型ではなく、ナチュラルカットになっている。
ケンタッキーのポテトに近い。
もう一品、タコさんウインナーがあったように思うのだが、ここがよく思い出せない。

う~ん、…。
やっぱり思い出せない。


だからどうしたと突っ込まれそうだが、
俺的にはタコさんウインナーがあったほうが、お弁当レベルが格段にupだ。

最後にポテトサラダ。
野菜類の替わりだろう。


いろいろと工夫を凝らしているが、ちょっと見栄えが悪いのが弱点。

タコ焼きの代わりに、厚焼卵やキュウリチクワなんかが入っていたらいいのにな。
そしたら、
amazing!
て叫んじゃう。


まぁ、厨房設備が貧弱だろうメイドカフェで、ここまで出来たことに敬意を払おう。


萌弁を美味しく完食する。

ランチのセットで付いてきたアイスコーヒーを飲みながら、再びドラクエタイム。


音を消しているので、カウンター席に座っている常連さんと、メイドのおしゃべりが聞こえてくる。

メイドが言った。

『あたし、オタクにならなかったら、何になっていたんだろうって思うと、不安になりますよ。』

『そうかぁ。』
と常連客。

『オタクになれて良かった!』

オタクとは、こんなにもポジティブなものだったのか。目からウロコがおちる。

2人の会話は、コミケのことになり、コスプレのことになり、魔法少女の話へと移っていった。

クリーミーマミとかお邪魔女ドレミとか名前があがる。

それまで無関心だった2人組の男達も、聞耳をたてている。
今にも話に乗ってきそうだ。

常連さんの口から、ミンキーモモの名前が上がった。

ミンキーモモktkr!!


俺はミンキーモモが大好きだった。
特に変身後のオネーサンが素敵で、小山茉美のオネーサン声に俺はメロメロだった。


当時高校生だった俺は、ミンキーモモが見たくてしょうがなかったが、母親が変な顔をするので、ドップリとつかることができなかった。

悔しい。


変身の呪文は、
ピピルマ ピピルマ プリリンパ
パパレホ パパレホ ドリミンパ
アダルトタッチで~になぁれ

 

あぁ、ナツカシス。

次の日記に行こう。
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ズノ

2008年5月18日 17:33
 
メイドカフェin秋葉原 tiara その6
レポがその6に突入。

脱線ばかりしているからだよね。


でも、ミンキーモモの話を続ける。

放送当時のミンキーモモのオタク人気は凄かったらしい。

あの頃は、今ほどオタクという言葉が浸透していなかったが、大学生を中心に『そっち系』の人間は沢山いた。

そして、今風に言うなら皆が『俺の嫁』宣言状態。

同人マンガもかなり作られたらしい。

ピピルマ ピピルマならぬ、
スペルマ スペルマ ゴックンコ
なんて呪文を唱えてたりして・・・。


こんなことを知ったのは大学に行ってから。
当時の俺は、まだ同人マンガなんて知らなかった。

ウブだったのよ。


さてと、そろそろオヤジトークはおしまいにしよう。

ティアラの店内に戻る。

メイドと常連の会話が楽しくて、俺も声をかけたくなったが、俺はとおりすがりの客だ。自重しよう。


やがて、盛り上がった2人の会話もだんだん下火になり、俺もアイスコーヒーを飲みきった。


ドラクエのパーティをラダトームのお城にルーラさせてゲームも終了。


よし、店を出よう。


ランチの値段は、はっきりと覚えていないが、確か850円だったと思う。

店を出るとき、メイドから

『行ってらっしゃいませ。』

と言われた気がする。

 

楽しかったな。

萌弁また食べたい。


充実した気持ちで階段を降りていると、男が2人、階段を上ってきた。

 


『行くんだろ?』

 

すでに行ってきた俺は何故か上から目線だ。

しょーもない。

反省します。


じゃんがらラーメンの客を横目で見つつ、俺は確信犯ビルを後にした。

 


*注意書き

俺のレポは全部この目で見たことだから、嘘は無いけど、細かいところは間違っているかも知れません。
それと、お店に対する印象は個人的なものだから、人によって、曜日によって違ってくると思います。

自分が行って、自分が感じた事が、最も真実に近いってことで、よろしくお願いします。

さて、次はどこのお店にしよう。(^o^)/ 
 


 


 


 

 
 


 
 

メイドカフェ日記 コレクション

 

 

 
 

ズノ

2008年5月10日 0:14

 
メイドカフェin秋葉原 くろすろーど その1
メイドカフェin秋葉原 くろすろーど

ご帰宅日    2008/4月中旬
俺的オススメ度 ☆☆☆☆☆
食事の満足度  ☆☆☆☆☆
お店の雰囲気  狭いながらも気配りの行き届いたお店。女性客も満足できそうな優雅な雰囲気でした。



今週は短くて良かった。

明日は休みだ。ホッ…

今日はtiara(ティアラ)に行った時の事を書くつもりだった。
が、急きょ変更して、くろすろーどにする。

理由がある。

くろすろーどが5月中旬でお店を止めるというのだ。


残念。

無くすには惜しい店だ。

残念。


くろすろーどは中央通りと神田明神通りの交差点のそばのビルの4階にある。1~2階はドスパラだ。

というより、@ほぉ~むカフェの入っているビルといったほうが、分かりやすいかもしれない。

俺は、くろすろーどは@ほぉ~む系列の酷い店だろうと思って、行かなかった。



俺は間違っていた。

激しく間違っていた。


くろすろーどさんごめんなさい。m(_ _)m


ビルのエントランスに、『くろすろーどと@ほぉ~むは別の店です』と張り紙がしてある。

間違える奴がいるのだ。

@ほぉ~む的なノリを求めて、くろすろーどに来たらメイドたちも迷惑だろう。


さて、お店のレポに移る。

エレベータを4階で降りて店内に入ると、

『おかえりなさいませ、ご主人様。』

と出迎えられる。

お店は、カフェのコーナーとリフレクソロジーのコーナーに分かれていて、どちらを利用するかきかれる。

リフレクソロジーは高いので、迷わずカフェ。

カフェは3組待ちだという。

おk。次にくる機会は多分ない。いくらでも待つ。


俺の前の組は女性の3人組。

みんなそこそこ可愛いが、明らかに腐女子だ。


昔に比べると腐女子たちはとても綺麗になったと思う。

前は外見の痛さも含めて腐の字がついていたのに・・・。


それでも、3人組の服装や会話はスイーツ系の女性とは違う。


いいジャマイカ
ここはアキバのメイドカフェだ。
遠慮はいらん。


待たされている間にお店をチェック。

狭い空間にカフェとリフレクソロジーが入っているので、ちょっとごちゃついた感じだ。

リフレクソロジー用のカーテンレールがあちこちにあって、なんだか病院みたい。

入口横のカウンターはアンティーク調の立派なものだが、近くに置いてあるラックが安っぽかったりしてチグハグな感じがする。



多分最初はカフェだけだったのではないか、と思う。


上の階にあるのが、あの@ほぉ~むだ。

オタク達の欲求に晒されて、格調高いメイドカフェだけでは、うまくいかなかったのかもしれない。

あれこれ考えていると「ご主人様」とメイドに呼ばれた。
続く
 
 

 
ズノ

2008年5月10日 1:46
 
メイドカフェin秋葉原 くろすろーど その2
メイドに声をかけられたところまで進んだ。


どうやら席が空いたようだ。

思ったほど待たされなかったな。


壁際の2人席に案内される。

壁際イイネ壁際。

落ち着く。


メイドがメニューを持ってきてこう言った。

『あらためまして、お帰りなさいませ。ご主人様。』

丁寧な店だ。


今日のオススメとか、メイドのオリジナルドリンクだとか、お約束の口上もない。

「お決まりになりました頃お伺いいたします。」

うは、イイ店だ。


メニューを見る。

名前が凝りすぎて何だか分かんないのもあるが、華麗にスルー。


紅茶にしようか。アルコールにしようか。

ムム・・・紅茶はダージリンとかアッサムとか茶葉で選べる。

キュアメイドカフェに似てるな。


顔をあげると、メイドがすぐに気付いて寄ってきた。

アッサムをミルクティーで頼む。

俺は濃いミルクティーが好きだ。


イギリスでは、濃いお茶は庶民の飲み物で、ノーブルな方々は、薄いお茶をたしなむそうだ。

オタクにノーブルは似合わない。

 

メイドはメニューを持って下がっていった。

テーブルを去る際にはかならず一礼する。

いい店だ。


おっと、メイドたちの服装についてふれてなかった。

メイドたちは、深緑のメイド服に白のフリルエプロンをつけている。

メイド服の生地は、ベロアのように光沢がある。胸元にはエンジ色のリボン。

スカートの作りが凝っていて、前は膝上ぐらいの丈だが、後にいくにつれて長くなっている。
たっぷりとドレープがとってあり、とてもエレガント。

頭にはカチューシャをつけていて、深緑のリボンを2つしている。涼宮ハルヒのリボンを想像すればおkだ。


スカートのすそからストッキングを飾るフリルがチラっと見えるのは、仕様だろうか?
もしガーターで釣っているのなら、まさに女神だ。


いかん、チョイとテンションが上がりすぎたな。

 

落ち着いて店内を見回す。


まず感じるのは、お店の狭さだ。

テーブル席が7卓だけだ。まぁ、リフレで場所を取られているから仕方がない。

窓側席は神田明神通りに面しているので、秋葉原の景色がよく見える。

 

さっきの腐女子3人組が、窓際席で楽しそうにマクロスフロンティアの話をしている。

俺はアルトは好かん。


シェリルいいねシェリル。

 

すまん。スルーしてくれ。


紅茶が来る前にケータイの字数がオーバーだ。

3に続く。

 

 
ズノ

2008年5月10日 15:08
 
メイドカフェin秋葉原 くろすろーど その3
注文が終わり、アッサムティーを待っているところから続く。


お店の雰囲気がすっかり気に入った俺は、紅茶だけ飲んで帰るのはもったいない気がしてきた。

なにか甘いものでも頼もう。

程なくして紅茶が運ばれて来たとき、メイドにメニューを持ってくるようお願いする。


メイドが言った。
「1杯目の紅茶は、メイドがお入れしてもよろしいでしょうか?」

もちろんおkだ。

キュアメイドカフェでは、ストレイナーがついていたが、それは無いようだ。

メイドの手つきは安定していて、ハラハラするような事はない。

ここのメイドは完成度が高い。

紅茶を注いだ後、メニューを渡された。

さて、何にしよう。

前にも述べたが、よく分からない名前のついたものもある。
凸しちゃおうか。

いや、待て、スコーンがある !!

決まりだ。紅茶にはスコーンだ。

またしても、メイドがすぐに気付いて寄って来る。

スコーン(600円)を注文。
その2で書き忘れたが、アッサムのミルクティーも600円だ。


おぉ、ミルクティーのミルクがちゃんとミルクポットに入った牛乳だ。

コーヒークリームをつけてくるところだって少なくないのに・・・。

カフェとしての良心を感じる。

しかし、こういった気配りも、メイドをキャバ嬢のようにもてはやすオタク男には、通じないのかもしれない。

女性客が多いのも納得する。

ミルクティーを口に含み、しばしマッタリ・・・。


あれ?スコーンがなかなか出てこないなぁ。

焼菓子みたいなもんだから、すぐにくると思ったんだが・・・。

紅茶は2杯目に突入。
週アス増刊号の内容をチェックしていると、ようやくスコーンが運ばれてきた。

メイドが説明してくれる。

スコーンは2個あり、1つはプレーン、もうひとつはカフェオレ味だそうだ。

凝ってるなぁ。

お皿にはスコーンの他に、使いきれないくらいのママレードホイップクリームがついている。
これで600円とは素晴らしい。

スコーンにママレードをつけて口に入れる。

(・o・)!!

スコーンが温かいよ!!


焼きたてではないだろうが、温めて出してくるとはただ者ではない。

改めて言おう。

いい店だ。


上機嫌で寛いでいると、
「おかえりなさいませ。ご主人様。」
と声がして、男性客が1人入ってきた。

うは!かっこいい!

その4へ続く。
コメント
いいね!
 
 

 
ズノ

2008年5月10日 20:58
 
メイドカフェin秋葉原 くろすろーど その4
くろすろーどのレポが、その4にまで突入してしまった。

いい店だから、いろいろ書きたいのだ。


さて、男性客が入ってきたところから続く。

うは!かっこいい!!

うは!である。ウホッ!ではない。念のため。

男性客は1人客であった。どこがかっこいいのか。

和服姿なのである。

コスプレなどではない。ちゃんと着こなしている。
年は俺と同じくらい。彼のほうがちょっと若いかもしれない。

それでいて物腰は柔らかく、落ち着いた雰囲気だ。

ただ美形かというと・・・。
やめよう。ヤボになる。

まるで少女マンガにでてくる、人のいい日本舞踊の若師匠のようだ。
彼は教え子の美少年に淡い思いを描きながらも、伝えることができない。

稽古をつけるとき、教え子の白い指先に自分の手が触れる・・・。

ハッとする若師匠。


あれ、妄想タイムに突入してしまった。

和服の君よ。すみません。俺の勝手な妄想です。きにしないで。


和服の君は、何度かこの店に来たことがあるらしく、メイドたちも親しげだ。

あんなかっこいい人なら、メイドたちもすぐ覚えてくれるだろう。

しばらくして、彼の注文したものが運ばれてきた。

甘そうな飲み物と、これまた甘そうなデザートの盛り合わせである。

この盛り合わせがすごくて、ストロベリーピンクのアイスや、ストロベリーソースのかかったお菓子など、とにかくイチゴだらけだ。
ホイップクリームもたっぷりと載っている。

とっても甘そうだ。


若師匠・・じゃない和服の君は、美味しそうに食べている。

あんまり見つめていると俺がBLになってしまいそうなので、ほどほどにしよう。


ふと気づいたのだが、メイドたちは、手が空くとカフェの入口に戻ってちゃんと待機している。
しかも、胸の下あたりで手を軽く合わせるポーズをとるのだ。

なんと躾のいいメイドたちだろう。

この店がなくなってしまうなんて信じられない。

俺はいつまでもここに座っていたい気分だった。


残念ながら、この店にも時間制限がある。
60分だ。
まぁ、お店が狭いから、しかたがないだろう。

スコーンも食べ終わり、紅茶も飲みきった(3杯分あった。)俺は、名残惜しいが店を出ることにした。

メイドは俺の様子を察して、レジカウンターで待機している。

全く申し分のないメイドっぷりだ。

また字数が尽きた。
その5へ続く。

  

 
ズノ

2008年5月11日 1:10
 
メイドカフェin秋葉原 くろすろーど その5
その5だ。

これでfinできるだろうか。
もうちょっとだ、ガンバろう。

俺が店をでる気配を察したメイドはカウンターで待機している。

俺は1200円を支払った。

こんなに気持ちよく支払いができるのは久しぶりだ。

メイドが声をかけてきた。
『ポイントカードをお作りしてよろしいですか?』

ポイントカード?
ぴなふぉあ2号店での記憶がよみがえる。
どうしよう。

思わずメイドに尋ねた。『お金かかるの?』

メイドが慌てて答える。『いいえ、お金は要りません。』

すまん。
疑った俺が悪かった。
20回来店するとスタンプが一杯になって、何かサービスが受けられるらしい。

ポイントカードを作ってもらう。

でも、もうすぐ閉店しちゃうんだよね…。

メイドに聞くと、申し訳なさそうにうなずいた。

『記念にお持ちください。』

(>_<)
泣ける。

『ありがとう。』
そう言って俺は店を出た。

『行ってらっしゃいませ。ご主人様。』
メイドはそう言っていたはずだ。
たが、俺は残念な気持ちが一杯でよく覚えていない。


お店を出てエレベータを待つ間、お店のネームプレートを写メする。
(1に添付)

もたもたしていたら、乗り過ごしてしまった。
慌てて次に開いたエレベータに乗り込む。

ゲゲッ。上に行くエレベータだ。
この上の階、5・6・7階は@ほぉ~むのエリアだ。

orz やっちまった。

エレベータは7階で開いた。
@ほぉ~むの店内がかいま見える。

男ばかり狭いスペースにぎっしり詰まっている。
まるで上野の居酒屋のようだ。

店の奥に黒い緞帳(舞台用のカーテン)が見える。
きっとあそこがメイドたちのステージなのだろう。

メイドが舞台に立つ・・・。
もうメイドとはいえないと思うが。

7階からはサラリーマン2人組が乗り込んできた。

@ほぉ~むには、オタク心というかオトコ心を掴む何かがあるのだろうか。

いずれは凸する。
待ってろよ!@ほぉ~む。

エレベータは1階に着き、俺はメイドの国からアキバの街に戻ってきた。


オマケとしてepirogeをつけます。

 


 

メイドカフェin秋葉原 くろすろーど epiroge


くろすろーどは本当にいい店だった。

自分がアキバにいること忘れるくらい良かった。

中央通りをJR秋葉原駅に向かって歩く。

アソビットゲームシティの店頭で、シェリル・ノームのCDを盛大に売り出している。
今買うとポスターがついてくるそうだ。

買おうか、買うまいか・・・。
買っちゃえ!買っちゃえ!
おっもちかえりぃ。

お財布からイエローサインがでたが、構うもんか!
アソビットの3階に行き、CDとポスターを査収。


あぁ、楽しかった。(*^-^*)

もってっけぇぇ 流星ちらして デイィト!


fin


 

 

メイドカフェ日記 コレクション

〜説明〜
この日記は、メイドカフェがブームだった頃、秋葉原をうろついていた私が、お店に入った様子をレポートしたものです。当初はGREEに投稿していましたが、サルベージしてはてなに再投稿しました。
 
メイドカフェin秋葉原 ぴなふぉあ2号店

ご帰宅日    2008/4月上旬
俺的オススメ度 ☆☆
食事の満足度  ☆☆☆
お店の雰囲気  黒とピンクが映えるメルヘン調の内装で、万人向けではないけれど、好きな人はハマル店


ぴなふぉあ2号店に行った時の事を書こうと思う。

あらかじめ断っておくけど、今回は辛口になる。

だから、もしこの日記を読む人がいて、しかも、ぴなふぉあ2号店が大好きだったら、この先は読まないでください。


ぴなふぉあは古くからあるメイドカフェで、1号店はJR昭和通り口のそば、秋葉原公園の向かいにある。

俺が行ったのは、2号店。

ここは昌平橋通りと神田明神橋通りの交わる交差点そばのビルの7~8階にある。

1階は確かラーメン屋だった。

うっかりしてると見落としてしまうくらい、ちいさなエントランス。

その奥にエレベータがある。


7階で降りて店内に入った俺は、思わずギクッとした。

小さな店内の窓際の席に、7人ほどズラリと客が座っていて、こっちを見ている。

しかも、全員絵に描いたようなオタク男ばかりだ。


うは、強烈・・・


俺もオタクだ。基本的には同類だ。しかし、この光景にはたじろいだ。

酷い、酷すぎる!
(by埼玉銘菓十万石まんじゅう)


すぐにメイドが出てきて、空いている席を探し出した。

しかし、どの席にもオタク君たちが1人づつ座っている。

どうやら、彼等はグループらしい。

ときおり、隣席の奴となにかボソボソしゃべっている。


メイドたちが「相席にしたら・・・」などと言っている。

ちょ!!勘弁してくれ。グループの中に1人相席なんて、落ち着けるワケないだろ!

幸い上の階が空いてるとのことで、俺は8階へ。

少し急な店内の階段を登る。


8階は7階よりも広く、テーブル席と、カウンターバーがある。バーにはいろいろんなお酒がならんでいた。

俺以外の客は、カウンターのはじの席に、これまた絵に描いたようなオタク君が1人きり。

んっ!?
なんでさっき相席なんて言葉が出てくるんだ?

最初から上の階に案内するのが普通じゃないか。

この店、大丈夫かなぁ。だんだん不安になってきた。

とにかく、窓際の席に座り、メニューをみる。

アイスカフェラテ600円、これにしよう。
100円足すと、メイドが好きな文字を書いてくれる。

よし、それも頼もう。
注文が済んでホッと一息。
改めて店内を見回す。

( ̄○ ̄;)

このままではケータイの字数がオーバーになる。
続きは次の日記へ。
 
 
 
注文が終わって、店内を見回したとこから続く。


店内の壁は一面ピンク。

換気扇のカバーもピンク。

テーブルとイスは白。

そしてカーテンは黒。



階段の吹き抜けの壁にショーケースがしこんであって、ぴなふぉあのメイド服が飾られている。

階段の回りには鉄筋が組んであって、それに小さな薔薇の造花が巻き付いている。

ゴシックメルヘン調とでもいうのだろうか。
まぁ、狙っているところは分かる。

しかし、この雰囲気、客のオタクたちと、合っているかと言われたら・・・、ねぇ・・。

メイドたちのコスチュームもピンク・黒・白の配色になっていて、内装と統一感があるだけに、客のオタクファッションがますます際立ってくる。



酷い!酷すぎ(ry。



カウンター席にいるオタク君は常連客らしく、メイドになにか話しかけている。
しかし、適当にあしらわれている。

彼の背中に哀愁を感じる俺。


そうこうしてると、アイスカフェラテが運ばれてきた。
メイドに字を書いてもらうんだっけ。

何にしようかと思って、ふと閃いた。



そうだ、NEETにしよう。



メイドに伝えると、こう言われた。


「カタカナでいいですかぁ?」

orz、カタカナかよ。

しかし、英語で、と言う勇気もなく、うなずく俺。

アイスカフェラテにでっかく


ニート


の文字が書き込まれた。


暖かな午後の日差しの中、ニートと書かれたカフェラテを飲むひととき。


複雑・・・。



なんかあんまりくつろげないや、飲んだら帰ろう。


伝票を持って下の階に降りると、まだあのオタク軍団がいた。


もっといい店あるぞ。頑張れよ!
心のなかで声をかける。


支払いで700円を出そうとしたら、メイドが声をかけてきた。

メイドのイラストが描かれたラミネートカード(ラミカ)を、300円で売っているという。

これを買えば1000円になるから、ポイントカードが作れて、しかも、1時間未満でお店を出るので、ポイントが2倍だそうだ。



いらないんだけどなぁ。


メイドは客ならば買うのがデフォルト、というかんじて勧めてくる。

わかりました。買います、買います。

1000円を払う。

やっぱり、夏目さん1枚必要だ。

はぁ、なんだか疲れた。

もうここには来ないかな…。

1階に降りるエレベータの中で、ラミカのイラストを眺めながら俺はそう思った。
 

メイドカフェ日記 コレクション

〜説明〜
この日記は2008年ごろ秋葉原に出没していた私が、暇つぶしに訪れたメイドカフェ喫茶のレポをしたものです。
当初はGREEで書いていましたが、サルベージしてこちらに再投稿いたしました。
 
メイドカフェin秋葉原 CURE MAID CAFÉ
メイドカフェin秋葉原 CURE MAID CAFÉ

ご帰宅日    2008/3月下旬
俺的オススメ度 ☆☆☆☆☆
食事の満足度  ☆☆☆☆
お店の雰囲気  これぞ正統派メイドカフェ。格調高く、でも敷居は低い良店。


レポ3件目はCURE MAID CAFÉ(キュアメイドカフェ)。

緊張する。
キュアメイドだからね。

場所は1階がガシャポン会館のビルの6階。
またディープな場所にあるもんだ。

6階までエレベータを使うのだが、これがガシャポン会館の奥にある。
エレベータにたどり着く前にガシャポンで散財してしまう可能性大。

6階に行くまでの途中階にも、レンタルスペースのお店や、コスパがあって誘惑される。



耐えろ!耐えろ!俺!!



しかし、6階に着く頃には、ガシャポンとフィギュアの入った袋をさげている。


これがオタクのデフォルトさ。


キュアメイドカフェ秋葉原で最初にできたメイドカフェである(はず)。

メイドたちはロングスカートの英国風正統派メイド服を着用。
あんまり客になれなれしくしない。


入り浸っている系のキモオタ君がいないのもいいかんじ。

お店の印象は、少しグレードの高い喫茶店という雰囲気。

ミルクティーを注文すると、ティーポットとストレイナーを用意して、1杯目はメイドが注いでくれた。

とても丁寧に入れてくれたが、なんだか失敗しそうで見ていてドキドキする。
頑張れメイドさん


俺、ドジッ子萌えではないが、あのあぶなっかしそうな手つきにはキュンときた。


紅茶を一口、あ~落ち着く。こんどはランチを食べてみたい。


あれ、90分で出ろといわれてないな。
忙しい時だけそうするのかも知れん。

ミルクティーを飲みながら週刊アスキーの内容をチェック。

この雰囲気、癒されるなぁ。
老舗の貫禄かもね。


最後に支払い。
ケーキセットで\1000ぐらいだったと思う。

「ありがとうございました。」の声に送られておれはエレベータにのりこんだ。
 

メイドカフェ日記 コレクション

メイドカフェin秋葉原 アキバーガー
メイドカフェin秋葉原 アキバーガー

ご帰宅日     2005/10月頃
俺的オススメ度  ☆☆
食事の満足度   ☆☆☆
お店の印象    ポップな感じの気さくなハンバーガーショップ



アキバーガーはもう止めちゃったお店。
でも、俺が初めて行ったメイド系のお店だから、思い出を書いとこう。

場所は秋月電子のちょいと先。

秋葉マップ(秋葉原無料案内所でくれるヤツ)で確認したら、今はアキバ1丁目劇場という店になってる。

ここもメイド系だろうな・・・。


バーガーより酷いお店になってそうだ。今度突入してみよう。



アキバーガーはその名のとおりハンバーガーショップだった。
でもマクドみたいなファストフードのお店ではない。

しっかりとした作りのハンバーガーを出す店で、ボリュームがあり値段も高かった。

メイド系のお店に行ったら、夏目さん1枚は覚悟しないと駄目だね。
アキバ女子寮なんていくらかかるんだろう。

おっと話がそれた、アキバーガーのハンバーガーは何種類かあった。

俺はいつもアキバーガーを注文していたが、メニューに萌バーガーというのがあって、気になった。

今だったら余裕で注文するだろうが、当時は度胸がないと言うか、メイド初心者でヘタレだったため、それができなかった。

もったいないことをした。


お店の感じは結構良かった。メイドは常連客には「おかえりなさいませ。」と声をかけていた。

たしかメイドたちの格好はあまりメイド全開という感じではなかった気がする。

ディープユーザー向けには、メイドとのゲーム大会なんて企画もあるようで、参加者募集のはり紙がしてあった。

店内は、手作り感のある内装で、入口の近くにカウンター席があり、奥にテーブル席があった。

テーブル席からは大きなモニターを見ることができて、ラピュタなんか流していた。

俺がこの店に行った回数は3回だが、そのうち2回は支払いの後、出口まで見送ってくれた。

「これからどうされるんですか。」

「秋葉巡回。」

なんて会話をした記憶がある。

そこそこ楽しい気持ちで店を出た。

勝って兜の緒を締めろ。中年男は気を引き締めてアキバの街に繰り出したのであった。