メイドカフェ日記 コレクション

〜説明〜
この日記は、メイドカフェがブームだった頃、秋葉原をうろついていた私が、お店に入った様子をレポートしたものです。当初はGREEに投稿していましたが、サルベージしてはてなに再投稿しました。
 
メイドカフェin秋葉原 ぴなふぉあ2号店

ご帰宅日    2008/4月上旬
俺的オススメ度 ☆☆
食事の満足度  ☆☆☆
お店の雰囲気  黒とピンクが映えるメルヘン調の内装で、万人向けではないけれど、好きな人はハマル店


ぴなふぉあ2号店に行った時の事を書こうと思う。

あらかじめ断っておくけど、今回は辛口になる。

だから、もしこの日記を読む人がいて、しかも、ぴなふぉあ2号店が大好きだったら、この先は読まないでください。


ぴなふぉあは古くからあるメイドカフェで、1号店はJR昭和通り口のそば、秋葉原公園の向かいにある。

俺が行ったのは、2号店。

ここは昌平橋通りと神田明神橋通りの交わる交差点そばのビルの7~8階にある。

1階は確かラーメン屋だった。

うっかりしてると見落としてしまうくらい、ちいさなエントランス。

その奥にエレベータがある。


7階で降りて店内に入った俺は、思わずギクッとした。

小さな店内の窓際の席に、7人ほどズラリと客が座っていて、こっちを見ている。

しかも、全員絵に描いたようなオタク男ばかりだ。


うは、強烈・・・


俺もオタクだ。基本的には同類だ。しかし、この光景にはたじろいだ。

酷い、酷すぎる!
(by埼玉銘菓十万石まんじゅう)


すぐにメイドが出てきて、空いている席を探し出した。

しかし、どの席にもオタク君たちが1人づつ座っている。

どうやら、彼等はグループらしい。

ときおり、隣席の奴となにかボソボソしゃべっている。


メイドたちが「相席にしたら・・・」などと言っている。

ちょ!!勘弁してくれ。グループの中に1人相席なんて、落ち着けるワケないだろ!

幸い上の階が空いてるとのことで、俺は8階へ。

少し急な店内の階段を登る。


8階は7階よりも広く、テーブル席と、カウンターバーがある。バーにはいろいろんなお酒がならんでいた。

俺以外の客は、カウンターのはじの席に、これまた絵に描いたようなオタク君が1人きり。

んっ!?
なんでさっき相席なんて言葉が出てくるんだ?

最初から上の階に案内するのが普通じゃないか。

この店、大丈夫かなぁ。だんだん不安になってきた。

とにかく、窓際の席に座り、メニューをみる。

アイスカフェラテ600円、これにしよう。
100円足すと、メイドが好きな文字を書いてくれる。

よし、それも頼もう。
注文が済んでホッと一息。
改めて店内を見回す。

( ̄○ ̄;)

このままではケータイの字数がオーバーになる。
続きは次の日記へ。
 
 
 
注文が終わって、店内を見回したとこから続く。


店内の壁は一面ピンク。

換気扇のカバーもピンク。

テーブルとイスは白。

そしてカーテンは黒。



階段の吹き抜けの壁にショーケースがしこんであって、ぴなふぉあのメイド服が飾られている。

階段の回りには鉄筋が組んであって、それに小さな薔薇の造花が巻き付いている。

ゴシックメルヘン調とでもいうのだろうか。
まぁ、狙っているところは分かる。

しかし、この雰囲気、客のオタクたちと、合っているかと言われたら・・・、ねぇ・・。

メイドたちのコスチュームもピンク・黒・白の配色になっていて、内装と統一感があるだけに、客のオタクファッションがますます際立ってくる。



酷い!酷すぎ(ry。



カウンター席にいるオタク君は常連客らしく、メイドになにか話しかけている。
しかし、適当にあしらわれている。

彼の背中に哀愁を感じる俺。


そうこうしてると、アイスカフェラテが運ばれてきた。
メイドに字を書いてもらうんだっけ。

何にしようかと思って、ふと閃いた。



そうだ、NEETにしよう。



メイドに伝えると、こう言われた。


「カタカナでいいですかぁ?」

orz、カタカナかよ。

しかし、英語で、と言う勇気もなく、うなずく俺。

アイスカフェラテにでっかく


ニート


の文字が書き込まれた。


暖かな午後の日差しの中、ニートと書かれたカフェラテを飲むひととき。


複雑・・・。



なんかあんまりくつろげないや、飲んだら帰ろう。


伝票を持って下の階に降りると、まだあのオタク軍団がいた。


もっといい店あるぞ。頑張れよ!
心のなかで声をかける。


支払いで700円を出そうとしたら、メイドが声をかけてきた。

メイドのイラストが描かれたラミネートカード(ラミカ)を、300円で売っているという。

これを買えば1000円になるから、ポイントカードが作れて、しかも、1時間未満でお店を出るので、ポイントが2倍だそうだ。



いらないんだけどなぁ。


メイドは客ならば買うのがデフォルト、というかんじて勧めてくる。

わかりました。買います、買います。

1000円を払う。

やっぱり、夏目さん1枚必要だ。

はぁ、なんだか疲れた。

もうここには来ないかな…。

1階に降りるエレベータの中で、ラミカのイラストを眺めながら俺はそう思った。